アクションの追加でビューやダッシュボードをインタラクティブに (1).URLアクション編|Tableau Software Tips&Viz Advent Calendar 2014 #06 #tableau
2014年アドベントカレンダー『Tableau Software Tips&Viz(全部俺) Advent Calendar 2014』6日目です。Tableau Softwareに関する機能紹介、便利ネタや可視化ネタ等を毎日1本ずつ計25本、『1人(全部俺)』で担当してお届けしています。
昨日5日目の投稿ネタは『ヒストグラムの作成』でした。
本日6日目は『URLアクション』の作り方についてご紹介して行きたいと思います。Tableauでは、ビューやダッシュボードに幾つかの『アクション』を加える事が出来ます。『見る/見せるだけ』のものが、この『アクション』を加える事でより便利に、よりインタラクティブに活用出来るようになります。
目次
構成要素について
詳細な解説は上記ヘルプを御参照ください。ここではざっくり解説を。アクションを付与するには、メニューの[ワークシート]から[アクション]を選択、
[アクションの追加]から[URL]を選択し、
表示される[URLアクションの追加]で所定の内容を設定する事により、ビューやダッシュボードにURLアクションを追加する事が出来ます。
遷移する内容については、以下の様な種類のものが指定可能となっています。固定値のみならず可変値が設定可能となっている事で、利用の幅も広がりますね。
- Web ページ、FTP リソース、ファイルを含む、ブラウザーが認識可能なURL
- URL(全て固定値)
- URLの一部を変数で置き換えた形で構成
- URLにパラメータを付与した形で構成
- URLをエンコード済みの状態で構成
実行のタイミングについても以下3つの指定・制御が可能です。
- ポイント(カーソルを要素に合わせた時点で発動)
- 選択(要素をクリックした時点で発動)
- メニュー(マークをcontrol-clickして、コンテキスト メニューのオプションを選択した時点で発動)
外部URLへの遷移パターン色々
固定URLによる遷移
まずはURLがそれぞれ個別の値を示している場合の例から試してみましょう。以下はAWS公式で展開されているブログ及び弊社ブログのURLと購読者数を一覧化したものです。)※購読者数については以下のサービスを元に取得しています。) URLについては全体で特に法則性がある訳では無く、バラバラです。
先程のURLアクション追加ウィザードにて、[URL]を選択。
すると、以下の様にURL情報を認識してくれます。[リンクのテスト]で正しく遷移するかどうかの確認も行えます。設定内容を確認し、[OK]押下。
ワークブックで利用可能なアクションの一覧に設定内容が追加されます。ここも[OK]押下。
これで設定完了です。ツールチップに情報が載っている場合は以下の様にカーソルを合わせた時点で情報が表示されますし、
(Macの場合)Control+クリックで以下の様にコンテキストメニューからもリンクに辿れる様になりました。
一部を変数に置き換えてのURL遷移
次いで、URLの一部分を変数に置き換えた場合のケースを実践してみたいと思います。Amazon(通販の方)で製品名に関するASINコードを『変数』に対応させた形で、選択した内容のAmazon.co.jp内ページを表示させるというのをやってみます。以下EXCELでTM NETWORKのあの名曲『Get Wild』に関する幾つかの製品情報をまとめてみました。(※最近弊社内では当該曲が密かに脚光を浴びており、今回のピックアップに至りました)
こんな感じでビューを作ってみました。シンプルなテキスト表です。
最短で表現可能なURLはhttp://www.amazon.co.jp/dp/[ASINコード]/なので『〜dp/』までを固定値として設定、その後の内容を以下操作で『ASIN』を追加する事で実現します。
以下の様にURLが構成されていればOKです。アクションの設定は『選択時に実行』としました。
URLアクションのダッシュボード内遷移
上記URL設定から引き続き、こちらの項で『URLアクションにより、同一ダッシュボード内のビューに選択内容を表示させる』作業を行います。選択した内容でブラウザを別ウインドウで起動して表示する事も可能ですが、Tableauのダッシュボード内で作業を完結させる事も実は可能なのです。まず上記で作成したビューを、次いで[Webページ]をダッシュボード内にドラッグアンドドロップします。
[Webページ]を落としこむと、[URLの編集]ダイアログが表示されますので、ここは[シート名]を選択。
以下内容になっている事を確認し、[OK]を押下。
この状態で、ビュー一覧の任意の行を選択します。すると、連動して下のビューに対応するAmazonの商品ページが表示されました!これでゲワーイし放題ですね!(しろめ
まとめ
以上、『URLアクション』のご紹介でした。では明日もお楽しみに!